Smart Money Breakout Channels [AlgoAlpha]
Smart Money Breakout Channels とは
「スマートマネー(機関投資家や大口トレーダー)が動く前に、価格が一定のレンジに収まって蓄積・分配する」という相場の特性に着目したインジケーターです。
ボラティリティが局所的に低下した(価格の動きが落ち着いた)タイミングを検出し、その期間の高値と安値をボックス状のチャネルとして自動描画します。そのボックスから価格がブレイクアウトする瞬間が、スマートマネーの方向が明確になるタイミングとして注目されます。
さらにボックス内の**出来高デルタ(買い出来高と売り出来高の差)**を視覚化することで、どちら方向へのブレイクが起きやすいかの圧力を事前に把握できます。いいね2万超、閲覧数33万超の注目インジです。

主な特徴
- ボラティリティ正規化によるゾーン検出 — 標準偏差をスケーリングした独自指標でボラティリティの低点を検出し、チャネルを自動描画
- 出来高デルタ表示 — ボックス内で買い圧力と売り圧力のどちらが優勢かをバーで可視化。ブレイク方向の予測に役立つ
- リアルタイム出来高ゲージ — 出来高デルタの現在値をビジュアルゲージで表示。価格がボックス内にある間の圧力の偏りを確認できる
- ブレイクアウト検出 — 価格がチャネル上限・下限をブレイクした瞬間にシグナル。強いローソク足確定後のブレイク判定も設定可能
- 動的ボックス表示 — ブレイクするまでボックスが継続表示。未消化の蓄積・分配ゾーンを常に把握できる
使い方のポイント
ブレイクアウト狙いの基本手順
- ボックスが形成される → ボラティリティが低下してスマートマネーが動く前の静止期間
- 出来高デルタを確認 → ボックス内で買い圧力が強ければ上ブレイクを、売り圧力が強ければ下ブレイクを意識
- ブレイク確認後にエントリー → ローソク足がボックスの外側で確定したタイミングでエントリー
出来高ゲージの見方
- ゲージが上寄り(買い圧力優勢) → 上方ブレイクの可能性が高い
- ゲージが下寄り(売り圧力優勢) → 下方ブレイクの可能性が高い
- ゲージとブレイク方向が一致した時が最も信頼性が高いシグナル
注意点
- ブレイクアウト後に戻ってくる**フェイクアウト(だまし抜け)**には注意
- ブレイクしたローソク足の実体が大きいほど、本物のブレイクである可能性が高い
- 上位時間足のトレンド方向と一致するブレイクを優先するのが基本
インジケーター情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | AlgoAlpha |
| ソースコード | 公開(Open Source) |
| いいね | 20,979 |
| タグ | ブレイクアウト, スマートマネー, チャネル, 出来高, ボラティリティ |
このインジケーターをTradingViewで使う: Smart Money Breakout Channels [AlgoAlpha]
このインジケーターをEA化するなら
売買条件の言語化例:
- 買いエントリー: ボックス上限を実体で上抜けしたローソク足の確定後
- 売りエントリー: ボックス下限を実体で下抜けしたローソク足の確定後
- フィルター: ブレイク前に出来高デルタがブレイク方向と一致していること
EAに応用したい場合は、AIにPine Scriptのソースコードを読ませてボラティリティの正規化計算とボックス形成ロジックをMQL4で再現させる方法が現実的です。出来高デルタの計算もMQL4のiVolume()関数を使えば近似できます。
変換の具体的な手順は TradingViewのインジケーター条件をAIに伝える方法 を参照してください。
この記事で紹介したツール
TradingView — Smart Money Breakout Channelsのような出来高分析系インジケーターを複数の通貨ペア・時間足で同時確認するには、マルチチャートが使えるPro以上のプランがおすすめです。
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