MetaEditorの使い方 — AIのコードをMT4で動かすまで【超入門】
AIにEAを作ってもらった。コードが出てきた。…で、これどこに貼ればいいの?
この疑問は全員が最初に抱くものです。安心してください。MetaEditorを開いて、コードを貼って、ボタンを1回押すだけです。 慣れれば3分で終わります。
壊れるものは何もありません(デモ口座なら)。怖がらずにやってみましょう。
AIが出したコード、どこに貼ればいいの?
MT4でEAを動かすには、MQL4のコードをMetaEditorというアプリでコンパイル(機械が読める形式に変換)する必要があります。
MetaEditorはMT4に標準で付属しており、別途インストールは不要です。
流れはこうです。
AIのコードをコピー
↓
MetaEditorを開く
↓
コードを貼り付けてコンパイル
↓
EAファイルが生成される
↓
MT4のチャートに設置して完成
MetaEditorの開き方
MT4が起動している状態で、以下のいずれかの方法で開きます。
方法1: MT4上部メニュー → 「ツール」 → 「MetaQuotes言語エディタ」
方法2: キーボードの F4 キーを押す
方法3: MT4上部ツールバーの 「MetaEditor」 アイコンをクリック
[画像:MT4のメニューバーで「ツール」→「MetaQuotes言語エディタ」を選択しているスクリーンショット]
MetaEditorが起動すると、左側にファイルブラウザ、右側にコードエディタが表示されます。
[画像:MetaEditor起動直後の画面全体のスクリーンショット]
新規ファイルの作成
MetaEditorのメニューから 「ファイル」 → 「新規作成」 をクリックします。
ウィザードが起動するので、「エキスパートアドバイザー(テンプレート)」 を選択して「次へ」。
[画像:新規作成ウィザードで「エキスパートアドバイザー」を選択している画面]
次の画面でファイル名を入力します。
ファイル名のルール:
- 半角英数字とアンダースコアのみ使う
- 日本語は使わない(文字化けやエラーの原因)
- 例:
RSI_EA、My_Strategy_v1、MACD_Cross
「完了」を押すと、テンプレートコードが自動で挿入された状態でファイルが作成されます。
💡 INFO テンプレートの中身(OnInit、OnDeinit、OnTick関数の雛形)は、次のステップでAIのコードと全部入れ替えるので、内容を理解しなくて大丈夫です。
AIのコードを貼り付ける
①テンプレートを全削除する
エディタ上で Ctrl+A(全選択)→ Delete キーでテンプレートを全部消します。
②AIのコードをコピペする
ChatGPTやClaudeが出力したMQL4コードをコピーして、エディタに貼り付けます(Ctrl+V)。
[画像:MetaEditorにAIのMQL4コードを貼り付けた後の画面]
文字化けが起きた場合
コードを貼り付けた後、日本語コメントが文字化けして表示される場合があります。
対処法:「ファイル」→「名前を付けて保存」→ 文字コードを 「Unicode (UTF-8)」 に変更して保存。
⚠️ WARNING AIが出力したコードには「コードブロック」の前後に``` が付いていることがあります。これはMarkdownの記法であり、MQL4のコードではありません。貼り付け前に必ず除去してください。コード本体だけを貼り付けましょう。
コンパイルする
コードの貼り付けが完了したら、「コンパイル」 ボタンを押します。
- 場所:MetaEditorの上部ツールバー左側にある「コンパイル」ボタン
- ショートカット:F7 キー
[画像:MetaEditorの「コンパイル」ボタンを矢印で指したスクリーンショット]
コンパイル結果の確認
画面下部の「エラー」タブに結果が表示されます。
成功した場合:
0 error(s), 0 warning(s)
この表示が出れば完了です。EAファイル(.ex4形式)が自動生成されています。
エラーが出た場合:
1 error(s), 0 warning(s)
'OrderSend' - wrong parameters count
エラーメッセージをそのままコピーして、AIに渡しましょう。
以下のコンパイルエラーが出ました。修正したコード全文を出力してください。
【エラーメッセージ】
(エラーログをコピペ)
【コード全文】
(コード全体を貼付)
詳しいデバッグ方法はこちらの記事で解説しています。
✅ TIP Warning(警告)はエラーではありません。「0 error(s)」であれば、warningが出ていてもEAは動作します。ただし警告の内容をAIに確認してもらうと安心です。
EAをチャートに設置する
コンパイルが成功したら、MT4に戻ります。
①ナビゲーターウィンドウを開く
MT4のメニュー → 「表示」 → 「ナビゲーター」(またはCtrl+N)
②EAを探す
ナビゲーターウィンドウの「エキスパートアドバイザー」フォルダを展開すると、今コンパイルしたEAが表示されています。
[画像:MT4のナビゲーターウィンドウで「エキスパートアドバイザー」フォルダを展開しているスクリーンショット]
表示されない場合は、フォルダを右クリック → 「更新」。
③チャートにドラッグ&ドロップ
EAをチャート上にドラッグ&ドロップします。設定ダイアログが表示されます。
「共通」タブで必ず確認する項目:
- ☑ 「自動売買を許可する」 にチェック
[画像:EA設定ダイアログの「共通」タブで「自動売買を許可する」にチェックしているスクリーンショット]
「OK」を押すと、チャートの右上にEAの名前が表示されます。
④動作確認
チャート右上に表示されるEAのアイコン(ニコちゃんマーク)が 笑顔(😊) になっていれば正常に動作しています。
怒り顔(😠) が表示されている場合は、MT4上部ツールバーの 「自動売買」 ボタンが無効になっています。クリックして有効にしてください。
[画像:MT4チャート右上にEA名とニコちゃんマークが笑顔で表示されているスクリーンショット]
ログの見方
EAが動作中に何が起きているかは、ターミナルウィンドウで確認できます。
開き方:MT4メニュー → 「表示」 → 「ターミナル」(またはCtrl+T)
「エキスパート」タブをクリックすると、EAのログが表示されます。
| ログの内容 | 意味 |
|---|---|
| 緑色のテキスト | 正常な動作(Print文の出力) |
| 赤色のテキスト | エラー(OrderSend error等) |
| 何も表示されない | ティックが来ていないか、条件が満たされていない |
[画像:MT4ターミナルの「エキスパート」タブにログが表示されているスクリーンショット]
OrderSend error 130 などのエラーが赤く表示された場合は、エラー番号をAIに伝えましょう。エラー番号別の対処法はデバッグプロンプト集を参照してください。
まとめ:4ステップで完了
MetaEditorの使い方を整理します。
Step 1: MetaEditorを開く(F4キー)
Step 2: 新規ファイル作成→AIのコードを貼り付け
Step 3: コンパイル(F7キー)→ 0 error を確認
Step 4: MT4のナビゲーターからチャートにドラッグ&ドロップ
✅ TIP デモ口座でテストしている限り、何度失敗しても問題ありません。エラーが出たらAIに渡す、コードを直す、再コンパイルする。このサイクルを繰り返すだけです。怖がらずにどんどん試しましょう。
次のステップは、バックテストです。MT4のストラテジーテスターを使って、このEAが過去データで通用するかを検証しましょう。
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本記事で紹介するEA・手法は教育目的で作成されたものです。実際の取引で利益を保証するものではありません。EAの運用は必ずデモ口座で十分にテストした上で、自己責任で行ってください。FX取引にはリスクが伴います。
次のステップ
まずデモで動作確認 → OKなら本番運用、が安全です。
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